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口蹄疫を特定緊急事態に認定

国家災害対策庁は2日、インドネシア国内で感染拡大している家畜の口蹄疫を「特定緊急事態」に認定した。期間は2022年12月31日までとした。

緊急対策として、政府は家畜の免疫力を高め死亡を防ぐためにワクチン接種の実施を加速してきた。これまでにワクチン接種を終えた家畜は16万9782頭となった。また政府は先に、専門家による口蹄疫対策本部を立ち上げ、感染した家畜を隔離する指導を行い、また家畜が感染して死亡した場合は、補償金として1頭あたり100万ルピアを支給するなど対策を講じている。

口蹄疫は今年4月、東ジャワ州で確認された後も感染拡大に歯止めがかからず、1日時点の感染個体数は22州、23万3370頭に達した。最も多いのは東ジャワ州の13万3460頭で、次いで西ヌサントゥガラ州の4万8246頭、中部ジャワ州の3万3178頭と続く。