インドネシアとアラブ首長国連邦(UAE)はこのほど、二国間の自由貿易協定(FTA)に署名したと明らかにした。
今回のFTAへの署名は、ジョコ・ウィドド大統領のアブダビ訪問に合わせて実施された。FTAにより両国の貿易において関税が速やかに撤廃される見通しだ。
UAEはパーム油、食品、ファッション関連製品、石油化学品、ゴム製品、プラスチック、鉄が関税の減免対象になる。
また今回のFTAには、サービス、投資、知的財産権、ハラル認証の相互承認といった分野に関しても盛り込まれた。FTAは今後、両国でそれぞれ批准された後、発効される。
インドネシアのUAEへの主要輸出品目はパーム油、宝飾品、貴金属。UAEからインドネシアの主要輸出品目は石油・ガス、非原油製品、鉄鋼、非合金鋼となっている。
またUAEは今回のインドネシアとのFTAにより、2030年までに5万5000人の熟練労働者の雇用創出につながるとみている。