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利便性と利得性で習慣化 リサイクル廃棄物回収アプリ「Octopus」

世界中で大きな課題になっている廃棄物処理。IT技術の活用による収集・分別の効率化やリサイクルの促進が徐々に普及しつつあるなか新登場したのが、リサイクル可能な廃棄物を簡単に処分できるよう、捨てたい人と回収したい人をつなぐアプリ「Octopus」だ。

インドネシアでは廃棄物処理問題が深刻な社会問題化しているにも関わらず、リサイクルを行わない人がいる。その理由の一つに、廃棄物を整理分別する手間が挙げられる。「Octopus」はその利便性と利得性で、手間を省くと同時にリサイクルに対する意欲を刺激し、リサイクル率の向上を狙う。

アプリはGoogle Playストアから無料でダウンロード可能。仕組みは配車アプリと似ていて、プラスチックや電子製品などリサイクル可能な廃棄物を回収して欲しい人がアプリ上で廃棄物を回収したい人を探し、取りに来てもらうことができる。回収が完了するとユーザーは「DTBMポイント」を獲得。貯まったポイントは換金できる他、提携のカフェで使用できる割引券と交換したり、電気料金、携帯のデータパッケージに利用したりすることもできる。

同アプリは、廃棄物のリサイクルにおいて一般の人々に利便性を提供すると同時に、ウエイスト・ピッカーの廃棄物回収の効率化にも大きく貢献している。