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大手銀行CIMB Niagaがデジタルカードを発行  普及するBNPLとの差別化はいかに

金融サービスのデジタル化が進み、クレジットカード技術も進化し続けている。大手銀行CIMB Niagaはこの程デジタルカードの発行を開始。現在顧客のニーズに合わせて調整が進められている。

CIMB Niaga個人向けサービス部門ディレクターNoviady Wahyudi氏は「デジタルカードは、物理的なカードがないことを除いて、通常のクレジットカードと同じ(支払い機能)である」と明言。QRISをスキャンするだけで、迅速な決済が可能。3〜12カ月の分割払いのオプションもあり、金利も従来のクレジットカードと差異がない。「消費パターンは絶えず変化している。オンラインショッピングの需要が高まり、支払いも大幅にデジタル化した。顧客の行動が変わった今、片手で簡単に操作できる金融ソリューションが求められている」と同氏は付け加えた。

現状CIMB Niagaの3、6カ月の分割払いの金利は0%で、それ以外の分割金利は今後調整予定とのこと。インドネシア中央銀行の規定に従えばクレジットカードの金利は最大でも1.75%となる。

これに対しフィンテック企業が提供するBNPL (後払い決済)の金利は平均2〜4%。ECサイトを中心にBNPLの利用は益々拡大しており、分割払い機能も1〜12か月と充実している。