インドネシア政府は、補助金対象となっているオクタン価90(RON90)の「プルタライト」とディーゼル燃料の購入制限について、車両の排気量を基準とする規制を検討している。購入対象となるのは、250cc以下のバイクと2000cc以下の乗用車。
購入希望者は、登録ユーザーとして車両と身元の確認が必要とされるため、事前に国営石油最大手プルタミナの公式ホームページまたはアプリケーション「マイ・プルタミナ」で利用者情報の登録が求められる。登録が完了すれば、メールでQRコードが送付され、それを掲示することで補助金付燃料を購入できる仕組みとなっている。
この方針は、政府からの1年間の補助金枠を確保するために策定された。7月1日から西スマトラ州、南カリマンタン州、北スラウェシ州、西ジャワ州、ジョグジャカルタ特別州の5つの州で、試験的に実施されている。