東急建設株式会社は12日、インドネシアの公共事業住宅省より中部スラウェシ州パル市にあるパル第4橋の再建工事を受注したと発表した。パル市の道路総局事務所にて契約調印式が行われた。
同事業は、2018年9月にインドネシアで発生したマグニチュード7.5の地震によって崩壊した、パル市内を流れるパル川河口に位置するパル第4橋を、本邦無償資金協力援助にて再建するもの。工期は2024年6月までの24ヵ月を予定している。
パル第4橋は「黄色い橋」と呼ばれ、観光客も訪れるパル市の象徴として、交通機能に加え地域住民の市民活動の場としての役割も担っていた。パル第4橋再建工事は、東西方向の物流復旧及び道路ネットワーク強靭化のみならず、被災地の復興シンボルとして、早期の工事完了が期待される。