ジャカルタ州政府は、セクハラ防止のために女性専用アンコット(乗り合いバス)の導入を検討している。
リザ副知事が13日に明らかにしたところによると、現在、州内のおよそ90%の地域が公共交通機関によってアクセス可能であるが、州政府はセクハラ防止システムを備えた公共交通機関でアクセス可能な地域を拡大したいと考えている。
アンコットのセクハラ防止策については、以前、座席を男性専用席と女性専用席を分ける案が持ち上がった。しかし、調査の結果、女性のアンコットユーザーが増加傾向にあることが明らかになり、席を分けることで利用が増加している女性の座席が制限されることを懸念し、この案は見送られた。
また、アンコットのドライバーに対する研修の実施や、トランスジャカルタですでに設置されている監視カメラの導入も検討しているという。