保健省と教育・文化・研究・技術省は12日、大学医学部の定員を拡大することで合意したと明らかにした。
両省の協力は、医学部の潜在的な能力と質を向上させると共に、医療サービスを強化する医師や専門医を排出する取り組みとして実施される。また大学、大学病院、教育機関、自治体、地域社会との連携を優先し、教育、研究、医療サービスの相乗効果を図る狙いがある。
現在の医師数は、世界保健機構(WHO)が定める基準(人口1000人あたりに必要な医師数1人)を基に算出した27万人より約60%少ない11万人となっており、不足している16万人を増員するためには今後14年を要する見込みだという。