中部ジャワ州パティ県で4日、サル痘の疑い症例が確認された。患者は55歳の男性で発熱や発疹などサル痘に似た症状が現れたため、民間の病院で隔離され、詳しい検査を受けている。男性の職業は運転手で海外渡航歴はないという。
ブディ・グナディ・サディキン保健相によると、国内では7月末までにサル痘の疑い症例が少なくとも9例確認されたが、検体検査の結果はすべて陰性だったという。
中部ジャワ州のガンジャル・プラノウォ知事は中央政府に対し、玄関口の強化を求めた。
一方で専門家は、サル痘の患者は確認されていないものの潜伏期間は3週間と長く、国内にすでに持ち込まれて可能性が高いと指摘している。