自動車を購入しようと入店したディーラーで、その服装から物乞いに間違われてしまった男性(69)に注目が集まっている。
中部ジャワ州スラーゲン県に住む男性は、8月20日に自宅から約5キロ離れたディーラーに徒歩で1時間かけて到着した。手には麻布に入った現金を持っており、入店時に警備員に物乞いと間違えられてしまったため、警備員に護衛されながらショールームで車の価格などを質問した。
男性は結局、1億8000万ルピアの自動車を購入した。担当店員は麻袋に入った2000ルピアから10万ルピアの紙幣およそ500万ルピアを3時間かけて確認した。残りは貯金から支払われたという。
地元メディアの取材によると、男性はお金の出所について、麻袋の現金は2年間かけてスクラップ探しをして集め、残りは妻の家族の遺産だと説明した。男性は「後々お金がなくなるよりも、車を買った方がいいと思った」と話した。男性は車の運転はできない。