8月17日のインドネシア共和国の独立記念日には毎年国旗掲揚式典が開催されるが、第77回目を迎えた今年は各地域でユニークな式典が行われた。
ジョグジャカルタのグヌンキドゥル県では海中で国旗掲揚式典が開催された。式典には海上捜索救助隊のチームと学生らが出席。式典はサイレンの音で始まり、海中での国旗掲揚後には参加者全員が国歌『偉大なるインドネシア(Indonesia Raya)』を歌った。
バンテン州タンゲラン市では、浸水してぬかるんだ空き地で式典が開催された。同地方では前日の夕方から早朝にかけて大雨が降っており、地元警察が水の汲み上げを試みたが、処理が間に合わなかった。参加者は泥まみれになるのを気にすることなく、式典は滞りなく進められた。
ディディ・ムルヤディ下院議員は、西ジャワ州スバン県の稲田の中央で農家の人々と式典を開催。この3年コメの輸入が滞ったことで、農業従事者は今後の国の繁栄を左右し得る存在であると改めて認識したと、農家の人々への期待を語った。
東ジャワ、バニュワンギ県のイジェン山では、各地から集まった登山者が参加しての式典が開催された。東ジャワ天然資源保護センターによると1198人の登山者が式典に参加したとのこと。国旗掲揚式典はイジェン山の麓と頂上の2か所で行われた。