調達のデジタル化でアグリビジネスに革命を 新興企業に期待

インドネシアのアグリビジネス(農業とその関連事業)スタートアップ、Gokomodo(ゴーコモド)は、農家が行う農業機械や肥料などの調達をデジタル化することで、調達プロセスの効率化を図っている。

具体的には、農具調達専用のeコマースを展開し、買い手(農家)と売り手のマッチング、透明性の高い取引を実現している。配送については、スタートアップのWaresixと連携。Waresixは、提携する倉庫・輸送業者と顧客を結びつけるサービスを展開しており、インドネシア全土に配送網を有する。Waresixと連携することで、全国へのスピーディーな配送を実現している。

ゴーコモドのサービスは、農家にとっては高品質な農具が適正な価格で手に入りやすくなる。また売り手にとっては、大規模プランテーションから小規模農家まで多くの顧客へのアクセスが容易になり、配送システムを通じての販売が可能となる。

その利便性から、利用者は2019年の設立以降拡大し続け、財閥系のシナール・マスグループなどの大規模農園から、個人を含む小規模農家まで3000社を超えるほどに成長した。

また、同社はこのほど、資金調達の比較的初期の投資ラウンドにあたるシリーズAにおいて2600万米ドルを調達した。シリーズAにおけるこの金額は、インドネシアで過去最大規模に相当し、アグリビジネスに革命をもたらすという期待を反映していると言えるだろう。

インドネシアの主要産業であり、市場規模が300億米ドルに上るアグリビジネスは、その巨大規模にも関わらず、他の産業と比べて労働生産性において非常に大きなギャップがある。ゴーコモドのサービスは、生産性と生産量を向上させる大きな可能性を有している。