シンガポール食品庁(SFA)は6日、ハインツABCインドネシアが製造するABCケチャップ・マニスとABCアヤムゴレン・サンバルソースの流通を停止した。
SFAは、これらの製品にアレルギーを引き起こす可能性がある二酸化硫黄や安息香酸が含まれているためと説明した。また、アレルゲン物質が食品包装ラベルに記載されていない点についても回収の理由と説明した。
一方で、ハインツABCインドネシアは、該当製品は無許可のディストリビューターによって非公式にシンガポールへ輸出されたものであり、シンガポールへの輸出を意図した製品ではないと説明した。その上で、インドネシアだけでなく輸出国においても、適用されている品質基準や安全基準を常に確実に遵守することを保証すると強調した。
なお、SFAはABC製品2種類の他、日本の福徳製菓のソフトクリームウエハースも流通停止とした。