安倍晋三元首相の国葬に参列するため訪日中のマアルフ・アミン副大統領は9月26日、岸田文雄首相と会談を行った。
会談では主に経済分野と人材育成分野における二国間の協力関係強化について話し合われた。経済分野では、11月にバリで開催されるG20サミットで署名予定のインドネシア・日本経済連携協定(IJEPA)の改正議定書について、人材育成分野では、雇用・保健面におけるパートナーシップについて協議された。
日本は技能実習や奨学金でインドネシアの人材育成強化に貢献しており、マアルフ副大統領は謝意を表明するとともに、日本語教育、職業訓練、防災に関する知見の共有、持続可能な開発促進のためのインドネシアでの生態系保全に関する研究の強化を求めた。さらに、インフラ事業に対する52億米ドル規模の新規投資および投資拡充、インドネシアの農水産物輸出における障壁撤廃、イスラム金融やハラル産業への進出に対する期待を表明した。