タマンサファリのジャイアントパンダ、来インドネシア5周年迎える

インドネシアに初めて降り立ったジャイアントパンダが、西ジャワ州ボゴールの動物園「タマンサファリ・インドネシア」にいる。オスのチャイタオとメスのフーチュンのカップルは、インドネシアの大歓迎を受けて2017年に中国からやってきて、このたび来園5周年を迎えた。

タマンサファリでは9月28日に記念式典が行われ、中国のカン在インドネシア大使や環境林業省の生物多様性・遺伝資源保護局のインドラ局長らが出席した。カン大使は「チャイタオとフーチュンがインドネシアで健康に成長し、幸せに暮らしながら、インドネシアの人々に喜びをもたらしている」と述べるとともに、環境林業省とタマンサファリに感謝を表した。

ジャイアントパンダ2頭は2017年9月28日、10年間の共同研究プログラムのために中国からリースされ、ジャカルタに到着した。インドネシアはジャイアントパンダの受け入れが承認された16ヵ国目だった。

中国は国宝であるジャイアントパンダを保護するため厳格な取り組みを行っており、保護規則を発行して、生息地の保護と拡大に努めている。インドネシアはジャイアントパンダの保護活動を通して多くのことを学び、インドネシア固有の動物の保護に役立てたいと考えている。記念式典の場で環境省のインドラ局長は 「この5年間で中国の保護成果から多くのことを学びました。インドネシア固有の動物を保護し、繁殖させ、自然の生息地に戻すために努力しています」とコメントした。

ジャイアントパンダは、2016年に国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて「絶滅危惧種(EN)」から「危急種(VU)」に1ランク引き下げられ、危機レベルが低下した。2021年には中国当局も野生個体数の回復を受けて同様の見解を示した。現在、世界中の自然保護区や動物園に、約2500頭のジャイアントパンダが生息している。