国営電力会社PLNはこのほど、ガスコンロから電気コンロへの移行プログラムを中止すると発表した。2000人を対象とした試験を開始したと発表した2日後に突然の方針転換となった。
これに先立ち政府は、輸入する液化天然ガス(LPG)への依存を減らし、LPG補助金の国家予算への負担を軽減する目的で、LPGを使用するガスコンロから切り替えを促すため電気コンロの無償配布を検討していた。この政策を支援するため、電気コンロ製造企業は今後3年間で1530万個の電気コンロを製造する計画であった。
この計画において、PLNは中部ジャワ州ソロとバリ州デンパサールでの試験を担当するとともに、今年中に30万個の電気コンロを配布する予定であった。
アイルランガ経済担当調整相もまた、政府は電気コンロへの切り替えプログラムを延期すると決定したと述べているという。