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バリ島テロ事件から20年 10月12日に追悼式

バリ島で200人以上が死亡した爆破テロ事件から12日で20年が経過し、現場となったクタ地区に建てられた慰霊碑の前では、ろうそくの灯りの下で追悼式が行われた。

この事件では、国際テロ組織「アルカイダ」と関連があるとされる過激派組織「ジェマ・イスラミア(JI)」がクタの繁華街で爆弾を爆発させ、日本人夫婦を含む202人が犠牲となった。犠牲者のほとんどが外国人観光客だった。88人と最も犠牲者が多かったオーストラリアでは、同日にシドニーでも追悼式が行われ、88羽の鳩が空に放たれた。

追悼式の主催者のひとりで、自身も事件で完治しない眼の怪我を負った生存者のチオリーナさんは「20年前に何が起こったのかを忘れた人がいても大丈夫。でも、本当の犠牲者はまだいて、事件で両親を失った子供もいることは忘れないでほしい」と述べた。