ジャカルタ州警察は10月23日、職場で同僚の女性(36)を殺害し、死体を遺棄した疑いで逮捕したクリスティアン・ルドルフ・トビン容疑者に対し、精神鑑定を実施する方針を固めた。
容疑者は、中央ジャカルタのアパートで女性を殺害後にシートで包んだ遺体を荷台で運ぶ姿や、乗り合わせた住民に笑顔で話しかける様子がエレベーターの監視カメラで確認されている。警察の調べで容疑者の携帯電話には殺し屋を検索した履歴や、被害者を含めた3人の同僚を殺害する計画があったことも判明した。容疑者は、殺し屋への依頼が高額のため断念し、殺害方法はインターネットで調べた。被害者の手足を縛って脅し、自分の口座へ1950万ルピア、被害者の家族へも連絡させ1000万ルピアを送金させたという。
殺害動機は、容疑者が被害者の女性と職場で話をしていたところ、女性は別の男性から電話を突然受けて話をしたため、傷心したと説明している。