10月25日午前7時頃、中央ジャカルタ市にある大統領官邸(イスタナ・ヌガラ)に拳銃を持った25歳の女性が侵入しようとしたとして、警備にあたっていた大統領警護隊が身柄を確保した。
この女性はチャドル(イスラム教女性のベール)を着用しており、ハルモ二通りからメダン・ムルデカ・ウタラ通りにある入口まで徒歩で近付いてきて、入口にいた警護隊員に突然拳銃を突きつけた。警護隊員は速やかに拳銃を奪い取り、付近から駆けつけた交通警察官とともに女性の身柄を確保した。身柄はジャカルタ首都圏警察に引き渡され、警察は銃器(FNという種類の自動拳銃)を押収し、女性を逮捕した。
女性に共犯者などはおらず、単独犯とみられる。拳銃の入手経路や動機などについて取り調べが行われている。