慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業である株式会社OUIは10月24日、スラウェシ州マカッサルにある国立大学のハサヌディン大学医学部と、同社が開発したスマートフォンアタッチメント型眼科医療機器 「スマート・アイ・カメラ」を使った国際共同研究のためのMOUを締結したと発表した。
今回の共同研究は、ハサヌディン大学医学部の眼科の臨床現場において、スマート・アイ・カメラによる診断と既存医療機器による診断との比較検証を行うもの。有用性が確認できた場合には、大学が取り組んでいる離島地域や医療過疎地域との遠隔診療におけるスマート・アイ・カメラの活用など、より本格的な協働の検討を行う。
国際失明予防協会(IAPB)によれば、インドネシアにおける失明人口は約370万人、視覚障碍者は3500万人にのぼる。