コーヒー大国インドネシア。時代やライフスタイルの変化に合わせてカフェもどんどん進化しており、ソーシャルメディアでは絶え間なく新しいカフェが紹介されている。そんななか一際人目を引くのが、タンゲラン市ピナンにあるバイクでコーヒーを販売する移動式コーヒースタンド「Kopi Motoran」。青い空を屋根にするこの店は「Komo」と呼ばれ親しまれている。
この店のコンセプトを2017年から考えていたというオーナーのAliang Limさんが、それを形にしたのは2022年6月のこと。「知人が自転車でコーヒーを販売しているのを見て、バイク販売が頭に浮かびました。もともとバイクに乗るのが好きだったので、バイクとコーヒーをひとつにまとめられたら最高だなと。父から譲り受けたバイクを改造して、携帯用のテーブルとコーヒーメーカーを取り付けました」とLimさんは話す。
Komoのメニューの豊富さはカフェにも負けない。日本のV60を使用したドリップコーヒー、ベトナム式コーヒー、タロイモ、チョコレート、レッドベルベットなど、さまざまなバリエーションのコーヒーや紅茶を気軽に楽しむことができる。価格は8,000〜15,000Rpとお財布に優しいのも嬉しい。月〜土曜日は15時から、日曜日は朝7時から営業している。