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急性腎不全の治療薬が日本から到着

ブディ・グナディ・サディキン保健相は、10月29日未明に日本から急性腎不全の治療薬としてホメピゾール200バイアルを受け取ったと明らかにした。また、武田薬品工業株式会社のインドネシア支社であるタケダ・インドネシアから無償で提供されたものだと説明した。治療薬は急性腎不全に罹患した子どもたちが入院する病院に速やかに届けられる。

これまでインドネシアではシンガポールからホメピゾール30バイアル、オーストラリアから16バイアルを受け取っており、投薬した患者には高確率で症状が軽快するなどの効果がみられたという。

8月以降、インドネシア国内で市販のシロップ風邪薬を服用した後に急性腎不全に罹患するケースが相次いでおり、10月26日時点で269人が罹患し、うち157人の死亡が確認されている。患者の大半が5歳以下の子どもと報じられている。罹患した患者の死亡率が58%と高く、確実な治療方針の確立が急がれている。