エネルギー鉱物資源省はこのほど、来年1月1日から国内で最も汚染度が高いオクタン価(RON)88と89のガソリンの販売を禁止すると決定した。この措置によりオクタン価の高い燃料の使用を促し、大気汚染の軽減を目指す。
該当するガソリンは、国営石油大手プルタミナが販売するRON88の「プレミウム」と、石油・ガス会社Vivoエネルギー・インドネシアが販売するRON89の「Revvo 89」の2ブランド。
インドネシアでは2017年に、環境林業省が環境影響への懸念と他国の燃料基準に追いつくため、RON91以上の燃料への移行を義務付ける規則を発行した。また、ジャカルタは以前、ユーロ4に準拠していない「プレミウム(RON88)」と「プルタライト(RON90)」を2022年中に段階的に廃止する計画を発表していた。
しかし今回、政府は当初の計画を撤回し、RON88とRON89のグレードのみ禁止し、RON90の販売は無期限に継続することとした。