エネルギー鉱物資源省はこのほど、インドネシアからシンガポールへのガスの供給契約を5年延長すると明らかにした。
シンガポールへのガス輸出は当初、2023年までの予定だった。一方、アリフィン・タスリフ・エネ鉱相は今回「シンガポールへのガスの供給を2028年まで延長する」と説明。さらに「インドネシアはガスを十分に蓄えているため、シンガポールへの供給を延長する。われわれは共に助け合う必要がある」と語った。
ただし、シンガポールへの今後のガス輸出量は、インドネシアの内需を優先するために以前よりも少なくなる見通しだ。
SKKミガスによると、シンガポールへのガス供給が減少するのは、インドネシア国内での肥料産業向けガス需要が増加しているためだという。