ジャンビ州西タンジュン・ジャバラ県のゴム農園で10月24日、行方不明になっていた女性(52)がニシキヘビの腹の中から遺体で発見された。
女性はこの農園で働いており、23日の朝に自宅を出発した後、夕方になっても帰宅しなかった。その後、近隣住民300人が協力して女性を捜索するも、手掛かりとなるものは発見できなかったという。翌朝、ゴム農園の近くで体長6メートルほどのニシキヘビを発見した住民らが、ヘビの腹が異様に膨れていることを不審に思い、捕獲して腹を切ったところ女性を発見した。
インドネシアでは過去にも、人がニシキヘビに飲み込まれる事件が頻繁に起きている。ほとんどがニシキヘビ属に分類されるアミメニシキヘビ(Python reticulatus)で、パプア州以外の国内全土に生息する。専門家によると、ニシキヘビはやわらかい靭帯を持っているため、あごより大きい獲物でも飲み込めるという。