S&Pマーケットが発表した10月の製造業購買者担当者景気指数(製造業PMI)によると、インドネシアは51.8となり、前回の53.7から1.9ポイント低下した。欧米の個人消費を圧迫するインフレと金利上昇の影響を受け需要が弱まり、インドネシアのみならずアジアの製造業活動は10月に大きく落ち込んだ。
製造業PMIは50を超えると前回値からの拡大、50を下回ると前回値からの縮小を意味する。
ASEANではタイが最も下落幅が大きく、前回値から4.1ポイント低下し51.6となった。ベトナムは前回値から2ポイント低下し50.6となり、マレーシアは50を下回り48.7%を記録した。
アジアでは日本が50.8から50.7にわずかに低下。特に、台湾は41.5となり2009年1月以来の低水準を記録した。中国と韓国は50を下回るものの前回からはともに改善を示した。