インドネシア消費者団体は14日、子ども150人以上が死亡したシロップ薬の対応をめぐり、国家医薬品・食品監督庁(BPOM)をジャカルタの行政裁判所(PTUN)へ提訴した。
その理由について消費者団体のディビット代表は「BPOMがシロップ薬を適正に管理、流通する義務を怠り、国民を欺いた」と訴えた。また、公的機関にも関わらずエチレングリコール(EG)とジエチレングリコール(DEG)の有害物質を含有するシロップ薬の発表を二転三転させ、国民に不信感を募らせたと見解を述べた。
消費者団体は行政裁判所に対し、認可されたすべての薬がヒトにとって安全で有効な薬であるか検査を行うようBPOMへ命ずること、またBPOMに消費者や国民へ謝罪させるよう求めている。