インドネシアの飲料メーカー、ラサ・グループがこのほど、ハラル認証を取得したノンアルコールビール「Ramoe(ラモエ)」を発表した。アルコールが飲めない、または飲んではいけない人々にとって嬉しい選択肢となるだけでなく、1缶(330ミリリットル)で80キロカロリーと低カロリーで、健康を気にする人々のニーズにも応える製品だ。
新型コロナウイルスのパンデミックにより人々の健康意識が高まったことから、世界的にみてノンアルコール飲料は近年のトレンドとなっている。特にインドネシアでは、単なるトレンドではなくライフスタイルとしてそれを求める声が強く、同社はインドネシアの市場に合った味とハラル認証にこだわり開発を行った。カロリーも低く健康志向にもマッチしている。
同社のセールス&ブランドマーケティング責任者のジョルディ氏は「ラモエは発酵プロセスを経ていないため、アルコールを全く含みません。これにより、他社製品と異なりハラルに認証されました」と、11月19日に行われた飲料展示会でのグランドローンチの場で述べた。パーティーや集まりの場などで、アルコールを飲む人も飲まない人も誰もが同じ楽しみを共有できるブランドにしたいと話した。
ラモエは1缶(330ミリリットル)で2万2000ルピア。フレーバーはオリジナルの1種類のみであるが、シロップやエスプレッソと組み合わせて楽しむこともできる。ジャカルタ、スマラン、バリ、バンドンの4都市のスーパーマーケット等での販売と、トコペディアでのオンライン販売を行っている。