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アチェでポリオ感染確認 非常事態に認定

保健省は11月19日、アチェ州ピディエ県で子ども1人にポリオ感染が確認されたと発表し、国家の「緊急事態」と認定した。

同省のマクシィ疾病予防管理事務局長はオンライン会議で「世界保健機関(WHO)は2014年にインドネシアを含む東南アジア地域でポリオの根絶を宣言しており、このたびの1例の症例確認であっても非常事態と認定した」と説明した。

ポリオ患者は7歳の子どもで、発熱や倦怠感、下肢痛の初期症状がみられたため、身体検査とラボ検査が行われた。この子どもは基礎予防接種を完了していなかった。マクシィ氏によるとアチェ州では保護者のワクチンに対する恐怖心や現地の風習により、予防接種率が低いという。コロナ禍も接種率の低下に影響したとの見解も示し、子どものワクチン接種完了を呼び掛けた。