インドネシア政府は、中国と共同で建設を進めるジャカルタ・バンドン高速鉄道事業のコスト超過に対応するため、12月に3兆2000億ルピアの国費を投入する計画である。政府は昨年12月にも4兆3000億ルピアの国費を投入している。
国営企業省のカルティカ副大臣は11月23日、国営企業や投資、貿易を監督する国会第6委員会との会議において「資金提供により、来年6月に運用を開始するという事業スケジュールを遂行することができる」と述べた。同氏は以前、国費投入がなければ、プロジェクトを担当するインドネシア中国高速鉄道社(KCIC)は早くて11月中にキャッシュフローの問題に直面し、運用開始が2023年末に延期する可能性があると説明していた。
国費は国鉄クレタ・アピ・インドネシア(KAI)が取得する予定。