三菱重工業株式会社は2日、国営電力PLNのグループ会社インドネシアパワーとの間で、同社が所有・運営する発電所における低炭素燃料の混焼に関して3件の事業化調査を開始する覚書(MOU)に調印したと発表した。
調査の1件目はジャワ島のタンジュンプリオク発電所の天然ガス焚きガスタービンを対象に、水素混焼の実現可能性を技術・経済性の観点から評価するもの。2件目および3件目は、インドネシアパワーが保有するジャワ島のスララヤ石炭焚き発電所において、バイオマス混焼・専焼ならびにアンモニア燃料化について検証を行うもの。これらの調査は三菱重工とインドネシアパワーが共同で実施し、インドネシアにおけるエネルギーの脱炭素化を支援する。
今回のMOUは、過去50年以上にわたり培ってきた三菱重工とPLNグループの強固な協力関係に基づくものである。