スラングの多いことで知られるインドネシア語だが、「ババヨ(Babayo)」という単語をご存知だろうか?「ババヨ」という言葉を使った様々な動画がTikTokで拡散され、現在では友達とのチャット、会話、ネット上のコメントなどにも多用されるようになった。すっかり流行語となった「ババヨ」だが、実は本当の意味を知っている人は少ないようだ。
「ババヨ」はマイケル・シマンジュンタクさんが所有するTikTokアカウント@botakterasから生まれた。マイケルさんは、ライアンと名乗る17歳の少年と一緒に、警察官のパロディやモッパン(mukbang)、日常的な活動コンテンツを自身のアカウントに定期的にアップロードしている。コンテンツの中でライアンさんは何かを食べたり、受け取ったりした時に「ババヨ」を頻用している。「ババヨ」は「危険」を意味するミナン語「ババハヨ」に由来し、人々に不快な状況や危険を警告する時、自分の行動が深刻または否定的な結果をもたらすと感じる時に使用されることが多い。
一部のTikTokユーザーはライアンさんの人物像に興味を持っているが、TikTok上でマイケルさんが、ライアンという名前が本名ではなくニックネームであることを明らかにしている以外、知られていることはあまりない。