日本の経済産業省は9日、インドネシア銀行との間で、統一QRコード決済分野における協力覚書（MOC）に署名したと発表した。長峯経済産業大臣政務官とドディ・インドネシア銀行副総裁の立ち合いのもと、茂木商務・サービス審議官とフィリアニンギシ・インドネシア銀行総裁補佐がMOCに署名を行った。
同覚書では、両国の統一規格に基づくQRコード決済の相互運用や越境決済を推進するため、情報交換や技術協力を行うことに合意した。MOCの締結により、両国の統一QRコード決済の相互運用に向けた動きが加速し、国内外でのQRコード決済の利便性が向上することが期待される。
経済産業省では、日本におけるQRコード決済の統一規格（JPQR）について、東南アジア各国のQRコード決済統一規格との相互運用を検討している。また、インドネシアは、国内の統一規格である「クイックレスポンスインドネシア標準（QRIS）」の普及が進んでいる。
