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ジャカルタの地盤沈下に専門家が警鐘

ジャカルタの急速な地盤沈下に対して専門家が警鐘を鳴らしている。バンドン工科大学の測地学研究部門によると、今後、抜本的な対策をとらないと、2025年には現在の陸地面積の26.86%が水没する可能性があり、2050年には北ジャカルタの90%が水没する可能性がある。
水没の原因は海水面の上昇が第一要因というわけではなく、ジャカルタの地盤自体が沈下していることが原因という。1925年から2015年までにかけての地盤沈下の研究の結果、1975年頃から顕著な地盤の沈下が始まり、2015年にクラパ・ガディンは2.4メートル、プルイットは4メートルも地盤が沈下したとのこと。このような大きな地盤沈下は他国の大都市と同様、地下水の汲み上げすぎに原因がある。
インドネシア大学の研究者も微小重力の変動結果から、北ジャカルタの地盤が年に11センチメートル沈下していると指摘している。