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インドネシア中央銀行が計画するデジタルルピア 電子マネーとの違いは?

インドネシア中央銀行(BI)がデジタル通貨(CBDC)「デジタルルピア」の発行計画を発表したことに対し、デジタル経済・金融取引の発展への期待の声が高まっている。

インドネシア中央銀行のRyan Rizaldy氏は、バリで開かれた記者会見で「デジタルルピアと電子マネーおよびデジタルウォレットの大きな違いは、発行機関です。デジタルルピアは中央銀行、デビットカードは商業銀行、GoPay、OVOのような電子マネーはノンバンクによって発行されます」と述べている。「CBDCの導入は、暗号資産取引が金融システムに与える影響に対処するために必要な措置です。暗号資産よりも中央銀行の債務として発行するCBDCの方が信頼できると人々にご理解いただけることを願っています」と同氏は加えた。

インドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁は「第一段階として発行、償還、銀行間資金移動のユースケースのためのホールセール用のデジタル・ルピアの立ち上げを開始。第二段階の金融オペレーションと金融市場の発展を経て、最終段階では、デジタル・ルピアのホールセールとリテールのユーザー間のエンドツーエンドの取引に取り組みます。将来的にはメタバースで商品を購入するために使用することができるようになると認識しています」と発表している。