東カリマンタン州クタイ・カルタヌガラ県で、地滑りにより主要道路が50メートルにわたり沈下し、周辺の家屋が損壊するなどの被害が発生した。この地滑りの発生の原因として、現地の炭鉱で違法な採掘を行ったために地盤が沈んだのではないかとの疑いがもたれている。
環境活動家の調べによると、アディミトラ・バラタマ・ヌサンタラ(ABN)社の炭鉱の採掘場所が、住宅地からわずか100メートルしか離れていない場所にあり、環境・森林省により2012年に規定された最低500メートルの距離を設けなければならないという規定に違反しているとのこと。また、東カリマンタン州の州令でも同様の内容を規定している。
活動家らは政府に対してABN社の事業停止を求め、詳しい原因の調査を行うよう要求している。また、もしABN社に責任があることが確認された場合には厳しく処罰されるべきだとも主張している。
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