インドネシア政府は1月1日からパーム油の輸出を制限する施策を導入した。これにより、国内の一般世帯に低価格の食用油を安定的に供給する狙いだ。
今回の措置により輸出業者が輸出できるパーム油の量は、自社の国内向け販売量の6倍に制限されることになった。これまでは国内向け販売量の8倍までの量を輸出することができていた。
政府は「輸出量の制限により、断食月(ラマダン)と断食明け大祭(レバラン)期間のパーム油需要の増加に対応することができる」と説明した。政府は今後も、パーム油の安定供給に向けて輸出量について適宜見直しを実施していくという。