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高齢者らの物乞いを禁止 社会相

(c) DetikNews

トリ・リスマハリニ社会相は1月16日付で回状(2023年第2号)を公布し、高齢者、子ども、障がい者、その他弱者を搾取し、物乞いをさせることを禁止した。物乞いの様子をインターネットに投稿することや、実際に物乞いすること自体も禁ずる。またこれらの行為を見かけた場合は警察当局へ通報し、物乞いを強制された被害者を保護するよう呼び掛けた。

事の発端は、ショート動画に特化したSNS「TikTok(ティックトック)」で、高齢の女性が泥水を使ってマンディー(沐浴)をする様子をライブ配信し、ギフティング(投げ銭)を受け取る新しいスタイルの物乞いが話題となったことだ。地元紙の取材によると、1回のライブ配信で200万ルピア相当のギフトを得た配信者もいるという。その後、同じ手法の配信者が多く出たことや、中には強制された高齢者がいたことも問題となっていた。