ジャカルタ特別州で極貧人口が増加している。同州の中央統計局は2022年3月時点で9万5668人(人口比0.89%)が極めて貧しい生活を送っていると発表した。この数字は、前年同時期の人口比0.6%と比べて増加している。
中央統計局のスルヤナ総務部長は1月30日、ジャカルタにおける極貧層の状況はバリ州と似ているとの見解を示した。つまり、貧困層が非常に少ない地域の特徴と一致しており「硬い岩」のように定着していて減らすことが難しいと述べた。
州内で極貧層が最も高いのは北ジャカルタ市、最も低いのは西ジャカルタ市。極貧層の定義は、一日の支出に使えるお金が一人当たり1万2633ルピア以下とされている。スルヤナ氏は、極貧状態にある人に必要な支援が行き届くように(統計に用いられる)マクロの情報に加え、ミクロの情報(住所や名前)を行政と調査する必要があると述べた。