自称「味の百科事典」こと世界中の食材や料理、レストランを紹介するウェブサイト「テイストアトラス(TasteAtlas)」が、読者投票による「世界最高のフライドスナックランキング」を発表。ピサンゴレン(揚げバナナ)が世界一のフライドスナックとして首位を獲得した。インドネシア料理はこれまでにも同ウェブサイト内の各種ランキングにおいて注目されてきた。
ピサンゴレンはインドネシア全土で毎日のように食べられている一般的なスナックで、とにかく種類が豊富。使用されるバナナの種類も、ケポックバナナ、ピサンタンドゥック(プランテイン)、ピサンナンカ(ジャックフルーツの香りのバナナ)、ピサンラジャ(バナナの王様)など多数ある。作り方も多彩で、小麦粉や胡麻をまぶして揚げたものや、カリカリに素揚げしたもの、様々なトッピングを添えたものなどがある。サンバルロアを添えたピサンゴレンはマナドの名物料理として広く知られる。また呼び名も地方によって異なり、ゴドー・ゲダン、カウ・ゴレン、ゲドハン・ゴレン、ピサン・ラキト、ピサン・キパスなどの名前で親しまれている。
なお同ランキングのトップ10には、ドイツのクワルクベルヒェン、オーストリアのクラプフェン、ペルーのピカロネス、イタリアのボンボローニなどがランクインした。