北ジャカルタのクマヨランを流れるセンティオン川は、重度の水質汚染のために川の水が黒く見えることから通称「黒い川」と呼ばれている。
今年開催されたアジア競技大会とアジアパラ競技大会中は、選手村に近い場所でナイロン製のネットをかぶせて川が汚染されているのを隠したり、ナノバブル発生装置による水質改善を試みたりした。
北ジャカルタ区のアリ・マウラナ・ハキム副区長によると、区では今後、川にホテイアオイを植え、植物の力を借りて水質を改善できるか試みるとのこと。ホテイアオイが根から水中の汚染物質を吸い上げる効果や、植物を植えることによる見た目の美化を期待しているという。
インドネシア科学技術院(LIPI)の研究者は、植物を植えることによる水質改善は期待できると認めているものの、当局は浄水施設を造るなど他にできることも検討すべきと指摘している。
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