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Z世代のキャリアに関するストレスレベルは、他世代よりも高い?

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シグナ・インターナショナル・ヘルスが約1万2000人の労働者を対象に本年度行った調査によると、現代の労働力人口における最年少世代であるZ 世代(18~24歳)の91%が自身のキャリアに関してストレスを感じているという。彼らのなかには将来的なキャリアプランだけでなく、現在の仕事に対してもバーンアウト(燃え尽き)症候群などのストレス性の症状に悩まされている人も多いという。その要因は何だろうか。

第1の要因はパンデミック。事態は沈静化したとはいえ先行きが不安定な企業は多く、一部の労働者は依然として減給や解雇の不安を抱えている。第2は新社会人としての不安。給与、生活、住居、職場でのマナーや服装など、職場環境や仕事に関する様々な疑問の蓄積は不安とストレスになる。第3は彼らが成人への過渡期にあること。不確実性の時代において専門的な能力を開発することに彼らは負担を感じている。第4に失業率、非正規雇用率が高く、役割を十分に果たせていないと感じていることが挙げられる。

Z世代の多くが、達成感・コミュニケーション・上司や先輩からのサポートの欠如、孤独感、コロナ禍で全力を尽くすことができなかったことなどを具体的な問題点として訴えている。長期化すれば生産性とキャリア成長に大きな影響を与える可能性もある。