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それぞれの理由と環境で猫島化したインドネシアの2つの「猫の島」

(c) kompas.com

愛媛県、瀬戸内海に浮かぶ人口わずか数名の小さな島「青島」は、100匹以上の地域猫が暮らす「猫の楽園」「猫の島」として、世界中から観光客が訪れる場所になった。人口の減少と観光地化による猫の繁殖が青島では問題となり、支援団体などが活動を行う状況が現在も続いているが、インドネシアにも実は似たような「猫の島」が複数存在する。

北マルク州にあるスラ(Sula)島はそのひとつ。フクウェ村のヌー村長は「実はこの島はもともと猫の処分場でした。私たちは今もここで猫に餌をあげ続けていますが、猫の数は減少しています」と語る。美しいビーチもスラ島の魅力。水上バイクに乗ったり、島内の絶景スポットで写真を撮ったりと、猫好きでなくとも楽しめる。入島料は、大人1万Rp、子供5000Rp。スラ島への交通手段はボートのみで、料金は1人片道1万Rp。

西スラウェシ州ポレワリ・マンダール県にあるデアデア(Dea-dea)島もまた「猫の島」である。島には人間が住んでおらず、政府や支援団体が猫の世話をしているわけでもないが、猫は繁殖を続け、島内には様々な種類の猫が棲息している。デアデア島への交通手段は、ポレワリ・マンダール県のトンヤマン村にあるベランベランフェリー桟橋より発着する、ボートまたは水上タクシーのみとなっている。