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保護者が知っておくべき、SNS上のロールプレイングゲームの危険性

(c) kompas.com

SNS上のロールプレイングゲーム(RPG)について議論が広がっている。ここでいうRPGは「ラグナロク」や「原神」のようなオンラインRPGとは大きく異なり、アイドルの写真などをプロフィールに使用して架空の人物としてTikTokやTwitterのアカウントを作成し、その人物になりきって他のプレイヤーをフォローしたり、対話したりすること。故に設定もやりとりもすべてプレイヤー次第。

臨床心理学者はRPGの危険性について、保護者の理解の重要性を訴える。同じ役を繰り返し演じ、仮想のキャラクターになりきり、子供が現実世界でのアイデンティティを失う可能性もある。RPG中毒の兆候には、イライラする、反抗する、すぐに怒る、現実世界で必要な勉強や食事、入浴などといった日常のタスク及び家族や親しい友人に対して無関心になる、などが挙げられる。また現実世界の人々との関わりを避けるために嘘をつくことを学ぶこともある。RPGのなかにはキャラクターを強化する装備や物品の購入代金として、現実世界での課金を求めるものがあることにも注意したい。

RPG中毒の子供に対して「怒鳴ったり叱ったりするのは逆効果。まずはゲームの内容と起こり得る影響、そして子供がその遊びに何を求めているのかを知ることが大切である」と専門家は語る。