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ジャカルタの大気汚染、数日連続で世界最悪

(c) TheJakartaPost

スイスに本社を置くIQAirの世界の「大気質指数ランキング(AIQ)」において、ジャカルタが8月7日から少なくとも4日連続で世界最悪を記録している。

ジャカルタとその周辺都市は、人口約3000万人のメガロポリスを形成している。このところ、微小粒子のPM2.5の濃度が、リヤド(サウジアラビア)、ドーハ(カタール)、ラホール(パキスタン)などといったほかの重度汚染都市と比較して上回っている状況が続いている。PM2.5は気道に侵入して呼吸器系の問題を引き起こすとされているが、世界保健機関(WHO)が推奨するレベルの数倍に達している。

ジョコ・ウィドド大統領は、大気汚染が世界最悪を記録した8月7日、記者団に対し「首都をカリマンタン島のヌサンタラに移転することでジャカルタの負担を減らし、大気汚染の改善に取り組む計画である」と述べた。また、ジャカルタで計画されている鉄道網の設置については、公害を抑制するために何としても完成させなければならないと述べた。