アチェ州政府はこのほど、イスラム法の厳格化を図るため、血縁関係や婚姻関係にない男女に対し、公共の施設や乗り物の中で離れて行動するよう通達を発表した。
アチェ州はインドネシアの中で唯一、イスラム教のシャリーアを導入しており、イスラム教徒が結婚前に異性と二人きりでいることを禁止している。また、賭博、飲酒、婚姻外の交渉など様々な犯罪に対し、むち打ちが一般的な刑罰となっている。
政府は、今回の通達は2045年のインドネシア独立100周年に向けての「日常生活でイスラムの価値観を忠実に守る世代を形成する」ための取り組みの一環であると説明した。違反した場合の刑罰などは不明である。