インドネシアの気象気候地球物理庁(BMKG)は10月9日、11月から雨季に突入するとの観測を発表した。
平年より降雨量が多くなる傾向にあり、極端に激しい雨が降る可能性もあると注意を呼びかけた。同庁によると、インドネシアに乾季をもたらすエルニーニョ現象は2024年3月頃まで継続するとみられるが、11月にはオーストラリアから運ばれる乾燥した空気に代わってアジア大陸から湿った空気が運ばれるようになり、降雨がはじまる。
インドネシアの一部地域ではすでに降雨が増えているが、BMKGは全体が雨季に突入するのは11月と予想している。月ごとの降雨量はほとんどの地域で平年並みと予想されているが、近年の傾向としてゲリラ雷雨のような大雨が増えているため、早めに警告を出していると解説した。
バンジール(洪水)対策のため乾季である今のうちに水路をきれいにしておくよう呼びかけた。