バリ州のサン・メイド・マヘンドラ・ジャヤ州知事代行は19日、州内での長引く干ばつと増加する山火事への対策として、11月1日まで緊急事態宣言を発令すると発表した。状況により、期間の延長または短縮があり得るとしている。緊急事態宣言の発令により、州政府は州内の各自治体などに対して、災害対策として有効な手段を講じることを命ずることができる。
7月から続く干ばつにより113以上の集落では飲料水不足に見舞われている。とくにブレレン、ジンバラン、カランガスム県では94日間降水が無く、水不足の影響が大きい。干ばつの長期化はエルニーニョの影響を受けており、7月から10月までに少なくとも7つの森林火災が発生している。ごみ処理場でも火災が発生し、当局が消火活動を1週間以上行っている場所もある。