インドネシア医師協会(IDI)は7日、国内のサル痘(エムポックス)の感染者が35人に増加したと発表した。同月6日時点の保健省のデータによると、ジャカルタ特別州で29人、バンテン州で1人、西ジャワ州で5人の感染が確認された。感染の疑いがあるものの検査の結果、82人が陰性だった。感染者の多くが、HIVや梅毒、またはその両方の合併症を患っているという。
サル痘は、今年5月に世界保健機関(WHO)が「緊急事態」終了を宣言しているが、IDIは感染拡大を防ぐための注意を呼び掛けるなど、引き続き啓発活動を行っている。