5000人突破!ライフネシア公式LINE・登録はこちら

インドネシア駐在員のトラブル解決事例をデータベース化 集合知として未来の駐在員を助ける礎に|地球の働き方

「知りたいことがあるが、初歩的な質問すぎて専門家には聞きにくい」「トラブルが発生したが、どこに相談したらよいか分からない」などの悩みは、駐在員なら誰しも経験があるだろう。それらの悩みに、インドネシア駐在経験・人生経験ともに豊富な相談員が誠心誠意、回答とアドバイスを提供するサイト『地球の働き方(インドネシア編)』がこのたび開設。創業者の安藤氏に、サービス創設の背景とそこに込められた思いを伺った。

話者プロフィール
安藤仁志
機械工具商社「安藤株式会社」代表取締役社長。インドネシア法人のPT. ANDOU MACHINERY TRADING INDONESIAにて2012年4月より約3年間インドネシアに駐在。過去に中国にも駐在経験あり。駐在中の「困った」経験をもとに、「地球の働き方」サイトを開設。
ーー「地球の働き方」とは?

「駐在員の、駐在員による、駐在員のための悩み相談サイト」です。インドネシアでときどき起こる「どう対応したらよいのかよくわからない問題」に対して、「匿名、かつ無料で相談できる場所」を提供します。サイトは誰でも使うことができ、カテゴリごとにさまざまな質問ができるため、公的機関が発表している情報やWebサーチからは得られないような実践の知恵も集まります。



ーーサービス立ち上げの経緯は?

インドネシア駐在経験者である私が、自らの駐在時代に「こんなサービスがあったら良かった」との思いから構築しました。
海外では言語や文化、制度的違いがトラブルに発展することはよくあります。インドネシアでも、免許の取得方法や盗難被害時の警察への対応、時間感覚の違いなど、「インドネシアならではの困りごと」があるのです。
もちろん大使館やJETROなど公共性の高い機関が助けになることが多いですが、中には「草の根」的知恵としての「清濁併せ吞むような方法」が必要になることもありました。そのような知恵は、従来は駐在員の間での「暗黙知」となっていたため、駐在員仲間を伝って情報を得るしかなく、とても苦労したことを覚えています。
これらの経験から、従来は駐在員間の「暗黙知」であったトラブル対応ノウハウを、解決事例とともに「集合知」としてデータベース化することで、同様の悩みを抱えた駐在員同士の相互扶助を可能にしたいという思いがあり、「地球の働き方」を開設しました。このサイトを通して、トラブル解決や悩みの解消に時間を費やすことなく、代わりにその時間と苦労を新たなチャレンジに活かして欲しい、そして助けられた人が次の人を助ける「互助循環」を作りたいと思っています。

ーーサービスを設計する上でのこだわりは?

悩みを抱えた人たちの助け合いの場を作りたかったので、匿名かつ無料で誰でも質問や相談ができるようにしました。相談ページをカテゴリ化しているので、自分で質問する以外にも他の人の質問と回答を見て情報を得るという使い方もできます。
そして、相談者として質問をした人ならば誰でも、そのカテゴリの相談員(回答者)として登録が可能な点も特徴です。助けてもらった人が今度は他の人を助けるという、善意の循環の仕組み化が「地球の働き方」です。
また、その循環をきちんと成立させるため、立ち上げ時の12人の相談員は、サービスの趣旨に賛同いただいた方々にボランティアとして引き受けてもらいました。インドネシアでの駐在経験も人生経験も豊富な相談員だからこそ、「駐在員ならでは」「インドネシアならでは」の悩みに対して適切な回答とアドバイスを提供できると思っています。
インドネシアで困ったときは、いつも人の善意に救われてきました。「地球の働き方」も、その善意に基づいて「駐在員の、駐在員による、駐在員のためのサイト」としての運営を目指しています。

ーー今後の展開予定は?

これまでの駐在員たちのさまざまな苦労を活かし、インドネシアに進出された企業の発展と駐在員やご家族の活躍の一助になれたらと思っています。そして将来的には、「地球
の働き方」というサイト名のとおり、インドネシア以外にも日系企業が進出している中国やベトナム、インド、タイを始めとして、世界各国に展開していきたいです。

「地球の働き方」の使い方

相談者

①相談の作成

・16のカテゴリーから該当するカテゴリーの「相談する」を選択
・新規相談作成から相談部屋を作成
・タイトルと相談内容を入力し、「投稿」をクリック
ー回答者からのアドバイスをお待ちくださいー

②チャットで相談

・新しいコメントがあるとメールとWEBで通知されます。
・回答は最大10名が閲覧・投稿可能なチャット形式で行われます。
③相談の終了

回答者

①新規チャット通知

・登録したカテゴリーの新規相談はメールまたはサイト上から通知されます。
②気になった相談に対して、アドバイスやヒントなどをチャットで回答しましょう。

【注意事項】
特定の個人名又は団体名が分かるような書き込みは控えてください。

↑地球の働き方Webサイトはこちらから↑
ボタンが起動しない方はこちら